重量級対決の緊迫した攻防を一撃で終わらせた、身長およそ2メートルから打ち下ろす戦慄の右ストレート。ズドンと当たった瞬間に解説席の魔裟斗が思わず「(パンチが)伸びた、これはダメだ…」とひと言つぶやくと、敗者はロープに吹っ飛び、ロープに持たれ、立ち上がることができずにテンカウントを聞いた。
12月9日にエディオンアリーナ大阪で開催された「K-1 ReBIRTH2」で、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とリュウ・ツァー(中国)が対戦。試合は1ラウンド2分38秒、リュウの長身から打ち下ろした右ストレートが一撃で谷川のアゴを捉えてKO勝利。9月の「K-130周年記念無差別級トーナメント」で3連続KOでブレイクした中国の巨神兵が、さらなるスピードと共に日本重量級の夢を打ち砕いた。
重量級の海外勢相手に敗れているものの好勝負を量産している谷川と9月の「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」を3試合連続KOで制してK-1のリングに衝撃を与えた中国人リュウのクルーザー級戦。
195センチと180センチ、実に15センチの身長差、散打ベースのリュウと空手の谷川の戦いはゴングとともに三日月蹴りや、得意のカーフキックを走らせるリュウに、谷川もローキックや、遠距離から一気に前に出てストレートなどで対応する。
スピードと一瞬の爆発力にかける谷川に対し、リュウは巨体を活かした振り下ろしのパンチや前蹴りで相手の前進をことごとくストップ。なんとかインファイトで右のカウンターを何発か当てる谷川だが、リュウもしっかりガードを固め、攻め手を阻む強烈なカーフキックも効果的だ。
ラウンド後半、近い距離でローとパンチに当たりが出始めた谷川だが、ローの蹴り終わりに、一歩踏み込んだリュウの強烈な振り下ろしの右ストレートが「グシャッ」と鈍い音で炸裂。追撃の右ミドルもボディに突き刺さった。
強烈な右ストレートを撃ち抜かれた谷川は、尻もちをついてロープにもたれ掛かる。一度は正面を見据えるもパンチが効いたか天を仰ぎ、ロープを背になかなか動けずにテンカウントを聞いた。
狙い澄ました一撃で試合を終わらせたリュウにファンも「ストレートえぐい」「脳震盪だな」「凄いストレートだった」「体重が乗っていたし無理だろう」とカウント途中から諦めムード。長身から打ち下ろすスタイルから「セーム・シュルトを思い出す」といった声も聞かれた。
ABEMA解説の魔裟斗はリュウのストレートが当たった瞬間に「(パンチが)伸びた、これはダメだ」と即反応。「(リュウは)上から下に打つんで体重が乗るんですよね…」と噛みしめるようなコメント。衝撃の光景に実況も「恐るべし中国巨神兵。谷川をもってしても止められなかった」と声を上げた。
試合後、リスペクトする日本人に魔裟斗の名を真っ先に挙げているリュウは、解説席にその姿を見つけると一礼。魔娑斗も「前回見たときよりも良くなってました。前回よりスピードがあった」とリュウの進化を認めつつも「谷川も上手く戦っていたんですけどね、遠い距離で」とコメントしている最中にKO場面のスロー映像が流れると「ああ…」とひと呼吸置いてから「アゴ、首当たりにゴーンと…」と改めてその衝撃に言葉を詰まらせ「サイズがあるのは本当に有利ですよね」と苦笑いを浮かべていた。
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