Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、12月12日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目されるのは、先日行われた麻雀最強戦2023ファイナルで、惜しくも2度目の最高位を逃したばかりの赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)。戦いの場は違っても、麻雀の悔しさは麻雀で晴らす。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs麻雀格闘倶楽部vsABEMASvs雷電
たろうは、2日前に行われた麻雀最強戦ファイナルの2nd Stageで決勝卓まで残り、オーラスまでトップ目。2度目の最強位戴冠まであと一歩というところで逆転されてしまい、惜しくも準優勝に終わった。Mリーグでは徐々に調子は上向きになっているものの、まだ3ケタプラスを抱えている。いろいろな鬱憤が溜まった中、持ち味である圧倒的な麻雀で今年の借りを今年中に返したい。
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)も、まだまだ本来の愛くるしい笑顔が満開になっていない。今シーズン初トップまで時間がかかり、一時はマイナスが3ケタまで増えたが、守備寄りだった麻雀をやや攻撃寄りにシフトしたことで活路が開け、成績もついてきた。先攻逃げ切りが理想のタイプ。まずは東場で先制パンチを繰り出して、あとは慎重な性格そのままに、じっくりと守りたい。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)は、昨シーズンのMVPでもあり、その実力は認められているものの、ここのところあまり牌にも恵まれず、スカッとした勝利が得られていない。華々しいアガリだけでなく、止める時はビタっと止める守備でも見せてきた雀士だけに、攻守ともに見せ場が欲しいところだろう。
これまでのシーズンと変わり、麻雀の幅が大きく広がったTEAM雷電・萩原聖人(連盟)。門前高打点派から、積極的な鳴きで相手をかき乱す動きも増えた。相手にとって、このモデルチェンジに対応するには、まだ時間がかかるだろう。前回の出場時はあと少しで逆転トップとはならなかったが、直後に相手と交わした笑顔はファンから大絶賛。ただ戦うだけでなく、魅せながら戦うことが自然にできる貴重な存在だ。
【12月12日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人30位 ▲159.5
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)個人10位 +125.2
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人25位 ▲79.3
TEAM雷電・萩原聖人(連盟)個人17位 +21.9
【12月11日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +317.5(44/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +271.3(44/96)
3位 赤坂ドリブンズ +175.3(42/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +167.7(42/96)
5位 渋谷ABEMAS +67.7(44/96)
6位 EX風林火山 +45.0(44/96)
7位 TEAM雷電 ▲136.3(44/96)
8位 セガサミーフェニックス ▲386.5(44/96)
9位 BEAST Japanext ▲521.7(44/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)