【写真・画像】 1枚目
【映像】勝利直後の珍事に鈴木たろうも照れ笑い

 これで完全復活か。12月12日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合では、赤坂ドリブンズの鈴木たろう(最高位戦)が登板し、今期2勝目を飾った。

【映像】勝利直後の珍事に鈴木たろうも照れ笑い

 前回の勝利は11月21日。約1年ぶりのトップにたろうは感極まった。当試合は起家からたろう、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)の並びでスタート。流局で迎えた東1局1本場では伊達が跳満・1万2000点(+300点)、東2局では親の萩原が満貫・1万2000点(供託2000点)を獲得した。たろうは、すぐさま東2局1本場でリーチ・ツモ・タンヤオ・平和・ドラ2の跳満・1万2000点(+300点)で追随。東3局では伊達が満貫・8000点を奪取するも、東4局ではリーチ・タンヤオ・平和・裏ドラの満貫・8000点をアガり、僅差ながらもトップ目に浮上した。

 ゼウスの選択が冴え渡ったのは親番の南1局だ。たろうは配牌の時点で対子だった東と8索を立て続けにポンすると、7・8・8・9筒、4・4索、南・南という手牌からテンパイを取らずに7筒を河へ。その後、南をポンして8筒・4索のシャンポン待ちでテンパイさせると、「たろうの真骨頂。目先の2900(点)興味なし!」と放送席が絶叫する中、萩原から対々和・東・南の満貫・1万2000点を奪取した。「手が悪くて、自分以外のアガリでトップはないかと探っていた。恵まれた展開だった」。オーラスはラス目の日向がリーチをかけて満貫をツモ。その瞬間に勝利が決まると、大きく息を吐いて卓上をじっと見つめた。

 「4倍チャレンジしました」。試合後のインタビューでたろうは、南1局での思考を「(巡目が)早かったんで、7・9筒を落としておけば8筒を取れるかもしれない」と解説。「相手(の手牌)が整っていなければ、受けに回ってくれた方が僕の勝ち」とし、「切り順的に8筒は考えにくい待ちになる」と続けた。「やっと2勝目できました」。照れくさそうに笑ったたろうは「ドリブンズは調子がいいので、これからももっと応援してもらえるように頑張っていきたいと思います」とコメント。「ありがとうございました」とファンに感謝すると、力強く勝利のポーズを決めた。

【第1試合結果】

1着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)4万2800点/+62.8
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)3万5700点/+15.7
3着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)1万4300点/▲25.7
4着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)7200点/▲52.8

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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