物陰から戦いでの活躍を祈る姿は、もはや時代劇だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」12月14日の第2試合、EX風林火山は成績が伸び悩む松ヶ瀬隆弥(RMU)が出場。第1試合トップの勝又健志(連盟)に続こうと気合を入れたチームメイトに、二階堂瑠美(連盟)が、けなげに見送るシーンがあった。
松ヶ瀬は例年、大量のポイントをチームに持ち帰る柱の一人だが、今シーズンは苦戦中。1日2試合に出場し、いずれも大きなラスを食らうという、本人にとってもプロ雀士生活で記憶がないほどの完敗を喫することもあった。それでも繊細かつ豪快な麻雀が持ち味な松ヶ瀬が復調しなければ、チーム2度目の優勝への距離は縮まらない。試合直前も、悲壮感はなく瑠美、妹の二階堂亜樹(連盟)から「イケメン、しっかり頼むよ!」と声をかけられると「任せとけ」と、力強く答えていた。
栄養補給もしっかりして試合会場に向かった松ヶ瀬だが、それをずっと見送ったのが瑠美。控室の出入り口から顔だけを出して「おまえさん、ご武運を…」と、まるで武士が果たし合いに向かう様子を見守る妻、とでもいった雰囲気だった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
Mリーグ 日程
12月22日(月)
12月23日(火)






