【写真・画像】 1枚目
【映像】久々の勝利に笑顔が弾ける内川幸太郎

 貯め込んだツキが爆発するようなアガリだった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」12月18日の第1試合はKADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)が11月10日以来、久しぶりのトップを獲得した。

【映像】久々の勝利に笑顔が弾ける内川幸太郎

 この試合は東家からU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)、内川、BEAST Japanext・菅原千瑛(連盟)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)の並びで開始。勝ち切れないというより、勝つチャンスが遠い。そんな試合が続いていた内川。この日はそのチャンスがいきなり訪れた。東1局、好材料をそつなくまとめ、先制リーチをかけてツモ。リーチ・ツモ・平和・一盃口・赤・ドラの1万2000点の先制点を挙げた。

 東3局は速攻、白を仕掛け、すぐに1索もポンしてテンパイ。ドラ八万と5索のシャンポン待ちで、ドラをツモ。白・赤・ドラ3の8000点でリードを広げる。その後も加点を続け、オーラスは逃げ切るのみ。6900点差の2着目瑞原が逆転をかけたリーチ。内川はその対応に苦慮する場面もあったが、結果は松本が瑞原に2600点の放銃でセーフ。待ちに待った2勝目をゲットした。

 久々の勝利者インタビューで内川は「長かったしキツかったですね」。チームメイト3人がプラスの中で自身はマイナス。これについては「そこはあまりプレッシャーには感じずに、チームメイトが調子いいので、自分はなるべく負けを減らして、少しでもチームに貢献できたらという思いでいたんですが、ここ直近で2ラス…」と、気持ちが空回りする苦しみの日々を、苦笑いと共に振り返った。それから一転、この日は好配牌とツモにも恵まれた。「本当にすごかったですね、抜群でしたね。今シーズン一番ツイてた試合が来てくれた」と口元を緩めた。

 この日はチームのパブリックビューイングが開催されていた。「サクラナイツのファンもたくさんきっと応援してくれていると思うので、いい結果が届けられて、本当にホッとしております」と安堵のスマイル。

 最後にファンへ「チームに少しでも貢献できるように頑張っていきます」と端正なルックスで健闘を誓うと、ファンからは「良かったねぇー!」「良かったよウッチー!」「うっちー最高だぜ」「男前!」と次々にエールが寄せられた。責任感のあるリーダーが例年通りの力を発揮すれば、レギュラーシーズン敗退で選手入れ替えの規定など誰も話題にしなくなるはずだ。

【第1試合結果】

1着 KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)4万4100点/+64.1
2着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)3万9800点/+19.8
3着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)1万2800点/▲27.2
4着 BEAST Japanext・菅原千瑛(連盟)3300点/▲56.7

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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