チームは7位と低迷し、自身もここまで1勝と不調。加えて、第1試合からの連投を志願しただけに、感極まるのも無理はない。12月19日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第2試合では、セガサミーフェニックスの東城りお(連盟)が10月10日以来の今期2勝目。オーラスでの逆転勝利ということもあってか、プチパニックに陥るほのぼのした一幕があった。
当試合は起家から赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)、EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)、東城、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)の並びで開始。東1局では滝沢、東2局では東城、東3局ではたろう、東4局では東城が満貫をアガるなど、序盤から高打点の応酬だった。テンパイ流局で迎えた南2局1本場では、たろうが満貫・8000点(+300点、供託1000点)加点。東城は親番の南3局で白・赤の3900点をたろうからアガるも、南3局2本場では滝沢が満貫・8000点(+600点、供託2000点)、南4局でも3000点を獲得してトップ目に立った。
とは言え、トップ目と3着目までは僅差。「どこからアガっても、何でアガってもOKのテンパイが入りました!」。放送席が叫ぶ中、3着目の東城は二・五待ちでリーチをかけると、数巡後に瑠美から高目の二万が零れ落ち、リーチ・タンヤオ・平和・三色同順・ドラの跳満・1万2000点(+300点)で逆転勝利を決めた。だが、この瞬間、東城は「8000(点)は8300(点)」と誤って申告。試合後には「アガった瞬間、マジで泣きそうになっちゃった」とし、「リーチをしていることを忘れた」「感極まって点数を間違えちゃった」と照れ笑いを浮かべた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







