【写真・画像】 1枚目
【映像】鈴木優、手順完璧な高目一発ツモ

 勝てば勝つほど強さが増す。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」12月21日の第1試合はU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)がトップを獲得、個人4連勝を達成した。試合後は爽やかな笑顔を振りまき、ファンを魅了した。

【映像】鈴木優、手順完璧な高目一発ツモ

 この試合は東家からセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、鈴木優、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)の並びで開始。東1局1本場、鈴木優は4・7筒待ちの満貫をテンパイ。しかし7筒をすでに捨てているためフリテンだ。道中、待ち替えができる5筒を引くもこれはリリース。フリテン形でもツモれると考えたこの決断が大正解で、終盤にしっかり7筒を引き戻した。中・赤・ドラ2の8000点(+300点)をツモり、3連勝中の勢いをキープする。

 東3局は鈴木優の攻撃力が光った。堀がソウズに寄せて積極的に仕掛けるも、鈴木優は余りそうな5索を切らず、手牌をブクブクにして攻める。この構えが活き、最速でテンパイし即リーチが打てた。1・4・7筒待ちで1筒ならば高目一気通貫となるチャンス手。一発で高目1筒をツモり、リーチ・一発・ツモ・一気通貫・赤・ドラの1万2000点をゲット。実況の日吉辰哉(連盟)は「いらっしゃい!一足早くあけましておめでとうございます!」と絶叫した。

 毎局のようにリーチや仕掛けを展開、獅子奮迅の活躍をみせた鈴木優。リードが広がると終盤はしたたかに専守防衛、ライバルの追撃を退け、個人4連勝を達成した。レジェンド解説者の土田浩翔(最高位戦)は「内容がいい!」と絶賛。ファンも「優さん強い!」「優さんナイストップ!」「個人4連勝おめ」とエールを寄せた。

 試合後は「ツイてますね、はい!」と爽やかなスマイル。この日、東京タワーのeスポーツ施設「RED° TOKYO TOWER」にて行われているチームのパブリックビューイングでは“UKコンビ”の相方・仲林圭(協会)が現地へ。上機嫌の鈴木優は「たくさん『ないすぅ!』って応援してくれているかなと思います。見てますかね?やりました!」と両手をフリフリ。個人的にはとても調子がいいんですけど、後半戦1試合たりとも気が抜けない試合が続いていきますので、これからもチーム4人でセミファイナル、ファイナル、優勝目指して頑張っていきたいと思います!」と力強く健闘を誓った。

 重厚なメンツを相手に快勝した鈴木優。同じく目下4連勝中、直近7戦で6勝と絶好調のEX風林火山・勝又健志(連盟)を凌いで現在首位に立った。MVPも視野に、後半戦の滑り出しは最高だ。ファンからは「優さん次もがんばって~」「優さんに敬礼!」「いい人だしかっこいい」と祝福のメッセージに加え、次戦で狙う連勝記録に対して「このまま連チャンで5連勝や!」と期待の声も寄せられていた。

【第1試合結果】

1着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)4万6000点/+66.0
2着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)3万1800点/+11.8
3着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)1万2600点/▲27.4
4着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)9600点/▲50.4

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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