【プレミアリーグ】リヴァプール1-1アーセナル(日本時間12月24日/アンフィールド)
好パフォーマンスを続けるリヴァプールの日本代表MF遠藤航について、プレミアリーグ公式サイトが特集をしている。12月24日に行われたアーセナルとの首位攻防戦で見せた"遠藤らしい"2つのプレーを解説した。
今夏にシュトゥットガルトからリヴァプールに加入した遠藤。シーズン序盤こそ限られた出場機会に加え、低調なパフォーマンスを指摘される声も上がっていた。しかしアルゼンチン代表MFマクアリスターが負傷離脱以降はアンカーのポジションで出場を続けて評価を高めると、現在は公式戦7試合連続スタメン出場するなどポジションを獲得している。
そんな遠藤のプレーについてプレミアリーグ公式サイトは「エンドウはいかにしてリヴァプールの中盤の軸となったのか」の特集で、アーセナル戦で見せた2つのプレーにフォーカス。「エンドウの最大の働きはルーズボールを拾い、効率的にポゼッションをやり直すところにある。さらに必要なタイミングで能動的にプレーができる。アーセナル戦では、リヴァプールのチャンスに繋がった2つのターンオーバーを彼が生み出した」として、遠藤のプレッシングを考察した。
1つ目がサカへのタックルのシーン。
「危険を察知した遠藤は、サカに対して左側から猛然とタックルを見舞い、フィルジル・ファン・ダイクを前進させた。その結果、ルイス・ディアスが左サイドを駆け上がって、角度のないところからシュートまで持っていっている」
さらにもう1つがウーデゴールからボールを奪ったシーンだ。
「この試合の後半、リヴァプールは素晴らしい立ち上がりを見せた。プレスが見事にハマっていたが、それはエンドウがアーセナルの選手たちと交戦するために、常に10ヤード高い位置でプレーすることを心がけていたからだ」
「ボールを長く持ちすぎたウーデゴールにタイミングの良いタックルを見舞って流れを作った。ルーズボールは味方にわたり、ターンオーバーから最後はサラーが狙い澄ましたシュートを決めている」
実際にアーセナル戦の遠藤は、3回のタックルを全て成功させ、地上戦は10回中5回の成功。空中戦も1回のチャレンジを確実に成功させるなど球際の強さを存分に発揮した。地元メディア『Liverpool Echo』はチーム最高点タイとなる「8」の評価を与えるなどハイパフォーマンスを見せている。
(ABEMA/プレミアリーグ)