円熟の井岡一翔、34歳にして新境地 “前で作るボクシング”で更なる飛躍へ ボクシング井岡一翔 2024/01/02 09:23 拡大する WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが大みそか、東京・大田区総合体育館で行われ、王者の井岡一翔(志成)が挑戦者6位のホスベル・ペレス(ベネズエラ)に7回2分44秒KO勝ち。初防衛に成功するとともに、日本人世界タイトルマッチ勝利数を単独トップの22勝に伸ばした。【映像】井岡、“前で作るボクシング”でKOの瞬間 円熟の井岡が34歳にして新境地を切り開いた。 緻密でクレバーなボクシングを身上とする井岡はいぶし銀というフレーズがよく似合うチャンピオンだ。しかしこの日は違った。スタートからグイグイとペレスに迫り、得意のジャブ、左ボディ、さらには右フックもアグレッシブに打ち込んで、見ている者の期待をいい意味で裏切る。「打ち合いが得意だ」と宣言し、強打で番狂わせを実現しようとしていた挑戦者、ペレスのお株を奪う立ち上がりだ。 続きを読む 関連記事