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パイルドライバーで脳天がマットに刺さった次の瞬間、蘇生してムクッと立ち上がるアンデッドスタイルに騒然。“岩と岩”、“漢と漢”、新日本とノアの似たもの対決に「勝ち負けはどうでもいい」「今日のベストバウト」と絶賛の声が相次いだ。

【映像】予想外の“デッドスタイル”に騒然

1月2日、有明アリーナで開催された「NOAH "THE NEW YEAR" 2024」で、マサ北宮と石井智宏(新日本プロレス)が対戦。ともに“無骨路線”の新旧対決は、ゴツゴツとした岩のぶつかり合いのような名勝負となった。

天龍源一郎と長州力の流れをルーツに持つ石井と、マサ斎藤の系譜を受け継ぐ北宮。石井は「殴ってこい!」とアピールし、北宮のエルボーを何発もらっても微動だにせず。自分のターンには天龍を彷彿させる水平チョップの連打を繰り出す。ファンからも「昭和のプロレスだ」「暑苦しいがそれがいい」という声。一方の北宮は、石井の攻撃を受けながらブルブルと自らを鼓舞するマサ斎藤ムーブ、ともにDNAを感じさせる激アツのファイトスタイルだ。

 勝ちにこだわる北宮は、石井の負傷している右膝に攻撃を集中。抱えあげてのニークラッシャーなど普段は見せない攻撃で石井を追い込む。中盤からは再び無骨な攻防、両者ラリアットを身体で受け、それでも倒れない意地の張り合い。互いにクリティカルな1発を見舞うが、すぐに立ち上がる。しかし、同士討ちで両者が崩れ落ちる場面も。

 北宮は再び膝狙いの監獄固めでタップ寸前まで追い込むが、悶絶しながらも石井が意地でロープを掴む。対する石井は北宮のお株を奪うようなバックドロップを放つが、先を越され意地の北宮はフラフラになりながらもすぐに立ちあがって「効いてない」アピール。

すると試合後半、石井の“ヤバさ全開”のシーンが訪れる。打撃戦を制した北宮がドリル・ア・ホール・パイルドライバーを放つと、脳天がマットに突き刺さった石井。しかし石井は、突き刺さったままゾンビのように蘇生してすぐにガッツポーズで復活。これには北宮も「マジかよ…」と驚きの表情だ。さらにファンも「え???」「うそだ」「もう笑うしかない」「そこから立つのはおかしいから」と騒然。

「石井超え」が見えてきた北宮はさらに追い打ちのヘッドバッドで頭をパックリ割りながら、マサ斎藤譲りの獄門鬼の形相。それでも石井も低空のラリアットから、滞空時間の長い垂直落下式ブレンバスターと必勝パターンで北宮を沈めた。

 団体の対抗戦というより、互いに近しいキャラクターの“個と個”が生み出したベストバウト。ファンも「もう今日のベストバウト決定だろ」「この2人ただただ凄い」「勝ち負けはどうでもいい」など両者に惜しみない賞賛コメントが並んだ。

 試合後、北宮は「石井智宏、勝つまで追い続ける、俺は執念深い」と早くも再戦要求とも取れる発言。一方の石井も「石井に勝ってGHC だ?ふざけるな、1試合1試合にかけろよ」と凄んだが、北宮を認めたのか「オマエが俺の名前を出して実現した試合だ。借りが一つできた、そのカードいつでも使いたいときに使えよ」と男前な言葉を残した。

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