将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に菅井竜也八段(31)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」は1月7日、栃木県大田原市のホテル花月で第1局1日目の対局を行い、菅井八段が53手目を封じて指し掛けとした。あす8日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
八冠防衛ロードに臨む藤井竜王の2024年初タイトル戦が開幕した。今シリーズの挑戦者は、振り飛車党の絶対的エース・菅井八段。前期の叡王戦五番勝負でも激突し、大激闘の末に藤井王将が防衛を果たした。約半年で番勝負での“再戦”を決めた菅井八段にとっては、リベンジの気持ちは強い。
シリーズ開幕局は、菅井八段の先手で三間飛車の出だしから相穴熊戦の持久戦模様に展開。序盤の難所で菅井八段が1時間超えの長考に沈み、封じ手の定刻を迎えた。午後6時に立会人の塚田泰明九段(59)が合図すると、菅井八段は小さくうなずいた後にも考慮を続け、同6時4分頃に「封じます」と発声し指し掛けとした。
形勢はほぼ互角と見られているが、2日目は激しい戦いとなることが見込まれており、再開から目が離せない。注目の第1局2日目は、8日午前9時頃に再開が予定されてれている。持ち時間は各8時間の2日制。
【封じ手時点での残り持ち時間】
▲菅井竜也八段 4時間4分(消費3時間56分)
△藤井聡太王将 4時間21分(消費3時間39分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)
(写真提供:日本将棋連盟)