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【映像】藤井王将がシリーズ先勝を飾った瞬間

 将棋藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に菅井竜也八段(31)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第1局が1月7・8の両日、栃木県大田原市のホテル花月で行われ、防衛3連覇を目指す藤井王将がシリーズ先勝を手にした。今年最初の防衛戦開幕局を白星で飾った藤井王将がこのままリードを広げるか、王将初挑戦の菅井八段が反撃するか。第2局は1月20・21日に佐賀県上峰町の「大幸園」で予定されている。

【映像】藤井王将がシリーズ先勝を飾った瞬間

 藤井王将が新年最初の防衛戦開幕局を白星で飾った。タイトル戦で2度目の激突となった振り飛車党の絶対的エース・菅井八段との番勝負は、振り駒の結果、挑戦者の先手番に決まった。三間飛車穴熊対居飛車穴熊の出だしとなると、じりじりとした進行から千日手を巡る駆け引きへと発展。緊迫感漂う局面で、菅井八段が53手目を封じ手指し掛けとした。

 注目の封じ手は、相手の出方を伺う飛車を上がる一手。ここから藤井王将が攻勢に出て本格的な戦いが始まった。受けに回った菅井八段は腕の見せ所と簡単には手綱を渡さず激戦へと展開。藤井王将の持ち時間を大量に削り取った。しかし、若き絶対王者は少ない時間の中でも冷静さを失わず、強気に相手の攻めを催促。激しい攻め合いからペースを握ると、絶好の角打ちから勝機を引き寄せた。菅井八段も勝負手を重ねて厳しく迫ったものの、藤井王将は揺るがない。最終盤で一気にリードを切り開いた王者が、待望の白星をもぎ取った。

 この結果、シリーズ成績は藤井王将の1勝に。本番勝負を制した場合、王将3連覇とともに大山康晴十五世名人が1963年の第22期名人戦七番勝負から1966年の第25期名人戦七番勝負までで達成した「タイトル戦最長連勝記録」の19連勝を更新するとあり、今後も戦いのゆくえから目が離せない。

 藤井王将の連勝でリードを広げるか、菅井八段の反撃を開始するか。注目の第2局は1月20・21日に佐賀県上峰町の「大幸園」で指される。

ABEMA/将棋チャンネルより)
(写真提供・日本将棋連盟)

【現在の局面】第73期 ALSOK杯王将戦七番勝負第1局2日目 藤井聡太王将 対 菅井竜也八段
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【解説付き】第73期 ALSOK杯王将戦 七番勝負 第1局 2日目 藤井聡太王将 対 菅井竜也八段
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