クールな表情でも、高打点のアガリは激熱。このギャップがファンを虜にする。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」1月9日・第1試合で、U-NEXT Piratesの瑞原明奈(最高位戦)がトップへとつなげる強烈な倍満ツモで、視聴者の度肝を抜いた。
過去にはMVPの経験もある瑞原は、試合中は涼しげな表情を見せつつ、卓を離れるとコミカルなところも見せる人気女流雀士の一人。この日の試合は新年初出場で、かつ11月・12月とチームメイトが好調だったこともあり、出番が少なくなっていたため試合前から燃えに燃えていた。
見せ場がやってきたのは東3局2本場だ。僅差のトップ目で迎えると、赤5索が1枚だけでメンツなしという苦しい配牌から次々と有効牌を引き入れ、12巡目にはドラの3筒を引いたところで平和・赤・ドラ、高目なら一気通貫のリーチに打って出た。そして4巡後、狙った通りに4筒をツモって、高目の一気通貫が完成。リーチ・ツモ・平和・一気通貫・赤・ドラ・裏ドラの8翻、倍満の1万6000点(+600点、供託1000点)で突き抜けた。
早々に5万点台に突入した豪華なアガリにファンからは「えぐい」「さすがすぎる」「上手いし強い」と驚きの声が相次いだものの、本人の表情はいたって冷静そのもの。またしてもギャップでファンの心を鷲掴みにしていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)