誰もが苦戦する“デス席”も、リーグきっての才女には関係なし。むしろラッキー席へと変わっている。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」1月9日の第1試合に出場したU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)だが、試合前に談笑していた中、各選手が苦手としている南家で好成績を収めすぎたため「南家にしか座らせてもらえない」と、笑いながら嘆く一幕があった。
瑞原は過去にMVPを獲得したこともある実力者。クールな表情で戦いつつ、卓を離れると各選手や関係者とにこやかに話すシーンが度々紹介され、整ったルックスも後押しして一躍、人気選手の仲間入りを果たした。インタビュー時に、激しく手が動くこともあり、ファンからは「手話」と注目されることもある。
他チームの選手とも気兼ねなく笑顔で話す瑞原が、今回おしゃべりしていたのは同じ団体所属でもある赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)。浅見から「(ポイントで)600勝ってるの?南家」と、瑞原が南家に座った際のトータル成績で非常に優秀な成績を収めていることについて聞かれると「そうみたいです。私もう、南家にしか座らせてもらえない」と笑い出した。さらに「干されているんで、私」とジョークも飛ばすと「(チームの座り順で)南家が来るまで出してもらえない。あはは!」と、さらに笑った。
これには浅見もユーモアたっぷりのトークでリターン。「南家で1000とか行ったら、いよいよ南家でしか出られない。負けた方がいいんじゃない?」と悪知恵を入れると、瑞原も「本当?そうなの?」と乗っかり、またひと笑い起きた。続けて「Mリーグは南家がめっちゃトータルで負けている。私がいなかったら南家さん、大変!」と語っていた。
誰もが暗く沈んでいく南家だが、瑞原にとっては最高の場所。この日の試合でも、その南家でトップを取った。「Mリーグの南十字星」として、今後も得意席での活躍が期待される。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)