Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」1月12日の第1試合に出場する4選手を発表した。EX風林火山・勝又健志(連盟)は、個人2位につけており、この試合でトップを取ればもれなく首位に浮上する。絶好調の“軍師”がチームへの貢献を第一に置きつつ、個人でも天下取りを狙う。
【中継】大和証券 Mリーグ 風林火山vsサクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vsBEAST
今シーズンは序盤こそ珍しくラスが続いた勝又だったが、1月8日の試合で2着に入り、年をまたいで10試合連続で連対中。抜群の安定感で、プラスポイントも300を超えている。チームはややマイナスであることを考えれば、仮に勝又がプラスマイナスゼロならレギュラーシーズン敗退圏内という、なんとも頼りがいのある存在だ。1度のトップではさほど喜びもしない勝又だが、11試合連続連対かつ個人首位浮上、チームの借金完済と3つ重なれば、さすがに表情もほころぶことだろう。
この勝又を止めようとする3選手も実力派揃いだ。もう1つも負けられないのはBEAST Japanext・猿川真寿(連盟)。リーダーながらマイナスポイントが300に迫り、チームが抱えるマイナスの半分ほどを作る結果になってしまっている。初年度から厳しい逆風にさらされる中、打開するにはやはり猿川の復調が不可欠。個人もチームも待望の勝利なるか。
リーグ2位につけるKADOKAWAサクラナイツは堀慎吾(協会)が先発。好調のチーム内で、しっかりとポイントを稼ぐ仕事人の役割を果たしており、本来の力が出せればまだまだポイントが伸ばせるはず。トップを取って3ケタプラスに入ってくれば、自信たっぷりの堀がいよいよ仕上がってくる。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)は、今日12日が47歳の誕生日。猛烈な攻撃力により「魔王」という異名がぴったりだが、攻撃一辺倒ではなく引く時も迷わずスッと撤退する判断は、目の肥えたファンからも絶賛される。バースデーの夜に見せる麻雀はどれほど華々しいものになるか。
【1月12日第1試合】
EX風林火山・勝又健志(連盟)個人2位 +357.7
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人11位 +91.0
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人20位 ▲22.3
BEAST Japanext・猿川真寿(連盟)個人35位 ▲299.3
【1月11日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +421.7(56/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +264.3(54/96)
3位 赤坂ドリブンズ +256.9(58/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +219.5(54/96)
5位 渋谷ABEMAS +41.6(58/96)
6位 EX風林火山 ▲26.3(56/96)
7位 TEAM雷電 ▲236.6(58/96)
8位 セガサミーフェニックス ▲360.2(56/96)
9位 BEAST Japanext ▲580.9(54/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)