将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント2回戦が1月13日に行われ、豊島将之九段(33)と永瀬拓矢九段(31)が午後2時から対局を開始した。振り駒の結果、先手は永瀬九段に決まった。
豊島九段は2007年4月に四段昇段。竜王戦は2組(1組以上:10期)、順位戦はA級以上が7期。タイトルは竜王2期、名人1期など計6期で、棋戦優勝は5回。朝日杯は17回目の出場で、ベスト4が最高成績。本戦1回戦では、佐々木勇気八段(29)に勝利した。
永瀬九段は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:7期)、順位戦A級(A級:3期)。タイトルは王座4期と、叡王1期の計5期。一般棋戦では計2回の優勝経験がある。朝日杯は14期目の参戦で、2019年の第13回大会に準優勝。午前中の1回戦では、高見泰地七段(30)との千日手指し直し局を制した。
両者の対戦成績は31戦で、永瀬九段の17勝11敗2持将棋。2020年の第5期叡王戦七番勝負では、当時挑戦者だった豊島九段が4勝3敗2持将棋1千日手の死闘を制し、タイトル奪取を飾った。熱戦必至の2回戦を制し、準決勝進出を決めるのはどちらか。
持ち時間は各40分。振り駒の結果、先手は永瀬九段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
(ABEMA/将棋チャンネルより)