将棋の藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が1月14日、朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦で斎藤慎太郎八段(30)と午前10時から対局を開始した。振り駒の結果、先手は斎藤八段に決まった。本局の勝者は、午後2時から行われる2回戦で及川拓馬七段(36)-増田康宏七段(26)戦の勝者と準決勝進出をかけて戦う。
藤井竜王・名人は、2016年10月に四段昇段。第36期竜王(1組以上:3期)、第81期名人(A級以上:2期)。2023年は、史上初の全八冠の独占を達成するなど飛躍の年に。現在は八冠の一角で3連覇を目指す王将戦七番勝負に臨んでいる。好相性の本棋戦では、昨年に続く連覇で5度目の優勝を狙いたい。
斎藤八段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:3期)、順位戦A級(A級:4期)。タイトルは王座1期で、持ち前の粘りと詰将棋で培った終盤力は棋界トップクラスの実力を誇る。本棋戦は12期目の参戦で、第13回大会のベスト8が最高。今期は2次予選からの出場で、4年ぶり3度目の本戦進出を決めた。
両者の公式戦対戦は9局で、藤井竜王・名人の6勝3敗。朝日杯では2020年1月に行われた第13回本戦2回戦で対戦し、藤井竜王・名人が白星を飾った。10局目の対戦を制し、2回戦進出を決めるのはどちらか。持ち時間は各40分。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
(ABEMA/将棋チャンネルより)