能登半島地震の被害が大きかった輪島市、珠洲市では、今でも倒壊家屋数が「多数」と報告され、実数が把握できていないことがうかがわれる。この状況を受け改めて高まっているのが、耐震基準への関心。今基準となっているのは、1981年に定められた新耐震基準。震度5強程度ではほとんど損傷せず、震度6強から7で人命に危害を及ぼすような倒壊はしないというものだ。政府は2030年までに耐震性が不十分な住宅を概ね解消することを目標に、耐震化の支援をしている。