【写真・画像】 1枚目
【映像】久々トップに笑顔がこぼれる二階堂亜樹

 手ごわいライバルを相手に、いつものスタイルで勝ち切った。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」1月15日の第1試合はEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)がトップを獲得。開幕前に今期のキーマンとして指名されたベテラン女流が、中盤の正念場で頼りがいのあるプレーを連発した。

【映像】久々トップに笑顔がこぼれる二階堂亜樹

 この試合は東家から亜樹、セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)の並びで開始した。亜樹は東3局、醍醐のリーチを警戒しながら終盤にテンパイ。じっくり考え抜いた上で5・8筒と2筒の変則三面張で追っかけリーチ。この決断が大正解で、醍醐から5筒をロン。リーチ・ドラの3200点を挙げた。

 東4局はダマテンで4000点のツモ。派手さはないが、親の多井の親満貫テンパイをかわす大きなアガリだ。決定打は南3局1本場、絶好の1・4索待ちでテンパイすると即リーチ。ライバルを下ろし、リーチ・ツモ・平和・赤2の8000点(+300点)をツモ。先行していた仲林に親被りをさせ、トップ目に立った。オーラスは醍醐が2600点を仲林からアガってゲーム終了。亜樹は昨年11月13日以来、そしてチームは新年初となるトップを手に入れた。

 試合後、これがチーム初トップであることをリポーターから告げられると「そうなんですよ!いや本当に。自身もかなり久しぶり」と照れ笑い。ボーダーライン上の6位という位置には「試合数はかなり残っているので、今じたばたするよりは(いつも通り打つ)っていう感じですかね。ポイントと残り試合数でいろいろ組み立てていくものだと思うので、今のポイントだとまだそんなに(悪い状況ではない)という感じでしたね」と、さすがベテランらしく穏やかな口調で語った。

 とはいえファンは少し心配でもある。亜樹は最後に「チームとしてはポイントを大きく失ってきまして、エースの松ヶ瀬(隆弥・RMU)さんがかなり厳しい状況なので、みんなで救いたいなと思っていたところで、少しの救いになれたので、良かったです。まだ試合もいっぱいありますし、松ヶ瀬さんの復活にも期待しつつ頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」と思いを伝え、これを聞いたファンからは「さすがあきさん」「これはガセ気合入るで」「いや亜樹だ!」「笑顔がいいね」と応援の声が多数寄せられた。

 ポイントゲッターの不調でチームは苦しいが、そんな場面でキーマンが結果を出した。決して無理をせず、ブレない大局観で試合を進める亜樹がいれば、終盤にかけてのデスマッチでも心強い存在となるはずだ。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)3万4000点/+54.0
2着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)2万5500点/+5.5
3着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)2万4100点/▲15.9
4着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)1万6400点/▲43.6

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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