最高のスタートだ。1月16日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合では、KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳(連盟)が新年初登板。僅差での逃げ切り勝利を決め、「ついてましたね」と笑みをこぼした。
前回の登板は昨年の12月25日。2着だった第1試合の「感触の良さ」から連投を志願するも、第2試合では勝負手が空振りし、4着と結果を残せなかった。「連投しておいて、何、調子に乗ってるんだって感じ」「絶対(2024年の)初戦は頑張ってやると思った」。岡田は、かなり気合いが入っていたようだ。当試合は起家からBEAST Japanext・猿川真寿(連盟)、TEAM雷電・本田朋広(連盟)、岡田、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)の並びでスタート。岡田は東1局でリーチをかけるも、残念ながら成就しなかった。
初アガリは東3局のリーチ・ツモ・平和の3翻。3900点を獲得してトップ目に立つも、南1局では猿川が親跳満・1万8000点を奪取し、逆転を許した。それでも岡田は南2局でリーチ・ツモ・赤2の満貫・8000点(供託1000点)を獲得して追随。南3局で猿川が滝沢に放銃したことで同点になると、南4局0本場では猿川がリーチをかけたことで1000点差のトップ目に躍り出た。
南4局1本場では、ラス目の本田が6400点(+300点)をアガり、そのまま逃げ切り勝利。試合後のインタビューでは「ついてましたね。ありがとうございます」と内容を振り返った。岡田は年末「大掃除で運気を貯めなおす」と宣言したが、「大掃除はしなかった」という。代わりに「神社にだけは行った」そうで、「神頼みばっかりして、すみません」と照れ笑い。「年始にいろいろあったんですけど、みなさんもいい一年になれるように」。岡田はファンに向かってメッセージを送ると、「これからも痺れる麻雀をたくさん打って、みなさんを喜ばせたいと思うので、これからもよろしくお願いします」とサクラブレードを力強く掲げた。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)3万2900点/+52.9
2着 BEAST Japanext・猿川真寿(連盟)3万1900点/+11.9
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)2万7900点/▲12.1
4着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)7300点/▲52.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)