<大相撲一月場所>◇五日目◇18日◇東京・両国国技館
序ノ口十五枚目・安響(安治川)が序ノ口九枚目・朝櫻井(高砂)を圧倒的な力で押し出しで下し、無傷の3連勝を飾った。規格外の力を見せつけた新人力士の登場に「強い」「のし上がる君」とファンも注目した。
安響は青森県つがる市出身、平成17年(2005年)生まれの18歳。全国高校総体個人3位の実力者であり、三段目付出しの資格があったものの「前相撲からのし上がる」ことを決断した気概に満ちた若手だ。
序ノ口の番付に四股名が載ったデビュー場所となる今場所では、実績どおりの規格外の実力でこれまで2連勝。五日目の取組で土俵に登場すると、身長183センチ、体重131キロの体は相手力士よりも一回り大きく、新人らしからぬ風格を漂わせていた。
取組では立ち合い落ち着いて当たると突き押しで圧倒。一瞬で決着をつけた安響は3連勝と星を伸ばした。敗れた朝櫻井は2敗目を喫した。
三段目付出しの資格を権利放棄して前相撲から上がっていく覚悟を示した安響。その実力に、ABEMAの視聴者も「強い」「まぁ、そうなる」「のし上がる君」と期待を寄せていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)