<大相撲一月場所>◇五日目◇18日◇東京・両国国技館
細身ながら筋骨隆々で、組み合った際に背中の筋肉も“バキバキ”に浮き上がるソップ型力士が、164キロ巨漢力士を強烈な掛け投げで豪快に下した。巨体が宙を舞う見事な勝ちっぷりに館内がどよめいた。
幕下五十八枚目・欧山田(鳴戸)が、強烈な掛け投げで巨漢の幕下六十枚目・大畑(時津風)を下して2勝目を挙げた。体重164キロの大畑の巨体が軽々と宙を舞うと館内からどよめきが起こり、「すげーわ」「美しき掛け投げ」とファンも騒然となった。
身長180.1センチ、体重101.2キロとスリムでありながら、筋肉に覆われたたくましい体つきをしている欧山田。五日目に対戦したのは、身長186.5センチ、体重164.2キロと大きな体の持ち主である大畑だ。
体の厚みの差は倍以上にも見える対決だったが、立ち合い頭を下げて当たった欧山田は下がらず、左に回り込んで応戦すると、もろ差しになって果敢な攻めを展開。土俵中央で組み合った際には、欧山田の筋肉が隆起した見事な背中の様子も。最後は左から振り回すように豪快な掛け投げを決め、164キロの巨体を軽々と宙に浮かべた。迫力あふれる場面に館内からはどよめきと歓声が沸き起こった。欧山田は2勝目。敗れた大畑は2敗目を喫した。
細身の欧山田が見事な投げを決めると、ファンからは「やっぱすげーわ」「美しき掛け投げ」「柔道っぽい投げ」と称賛の声が相次いだほか、「ソップ幕下の星」と期待を込めるコメントも寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)