Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」1月19日の第1試合に出場する4選手を発表した。レギュラーシーズンももうすぐ3分の2を消化。ここからは上位6チームまでが残るセミファイナルシリーズ進出に向けたサバイバルモードに突入する。現在“圏外”にいるリーグ7位のTEAM雷電と、同9位のBEAST Japanextが直接対決。現在のボーダーラインは▲100前後。両チームはラインに近づけるか、それとも遠ざかるか…。
【中継】大和証券 Mリーグ ABEMASvs雷電vsBEASTvsPirates
レギュラーシーズン前半は上位陣に食らいついていたTEAM雷電だが、苦しい展開も続きじりじりと後退。気がつけばマイナスポイントは300ポイント台まで膨らみ、ボーダーラインまで250ポイントも離れてしまった。1日2試合でどうこうできるポイントではないが、まずは100ポイント台、次に2ケタと詰めていくしか生き残る道はない。数々の逆境を経験してきた萩原聖人(連盟)が、苦しむ仲間を勇気づける戦いを見せる。
3連勝で急激に息を吹き返してきた感があるのがBEAST Japanext。8位まで約50ポイント差、7位まで約110ポイント差となれば、もうダントツ最下位というイメージはない。当面の目標はボーダーラインのすぐ下にまで上がり、その次に6位浮上を狙うという順番。ラスを恐れずトップを狙う鈴木大介(連盟)が爆勝ちすれば、リーグ全体の雰囲気すら変わってくる。
リーグ5位の渋谷ABEMASも、ゆったりしていられるほどの余裕はない。トータルポイントはマイナス域で、昨期優勝の常勝軍団がいる定位置とは言い難い。松本吉弘(協会)は今シーズン、大事なところでのトップもあり、6年目にしてチーム内の存在感が最も大きくなっている。プラス域に戻る勝利を手にすれば、試合中の鋭い表情から一変して、優しい笑顔が生まれてくる。
首位を快走するU-NEXT Piratesからはリーダー小林剛(麻将連合)が先発。安定感を絵に描いたような選手だが、今期は14戦でラスが5回、逆連対も8回というまさかの結果で、マイナス生活が長く続いている。特大トップを取るタイプではないが、少し噛み合えばプラス量産モードに切り替わるのは過去の実績が証明しているところ。“ロボ”の反撃は今夜始まるか。
【1月19日第1試合】
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)個人9位 +124.1
TEAM雷電・萩原聖人(連盟)個人14位 +38.7
BEAST Japanext・鈴木大介(連盟)個人22位 ▲61.1
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)個人32位 ▲186.7
【1月18日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +460.1(58/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +362.3(60/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +265.2(60/96)
4位 赤坂ドリブンズ +211.6(60/96)
5位 渋谷ABEMAS ▲16.0(60/96)
6位 EX風林火山 ▲90.4(60/96)
7位 TEAM雷電 ▲341.7(60/96)
8位 セガサミーフェニックス ▲400.9(60/96)
9位 BEAST Japanext ▲450.2(58/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)