将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に菅井竜也八段(31)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第2局が1月20日、佐賀県上峰町の「大幸園」で1日目の対局が行われている。中継に出演した阿部健治郎七段(34)は、解説の合間に闘志あふれる棋士の一面を紹介。「扇子に怒りをぶつける時も…」というエピソードに、ファンは驚きの声を上げていた。
3連覇を目指す藤井王将に振り飛車党のエース・菅井八段が挑むシリーズ第2戦。藤井王将が開幕から2連勝を飾るか挑戦者が追いつくか、注目の中で始まった本局は三間飛車の出だしから穴熊対美濃囲いの戦いへと進行し、午後から本格的な戦いへ。1時間の昼食休憩を経て対局場に戻った両者は、すぐに深い前傾姿勢となり盤上に集中していた。
手番の藤井王将は作戦の岐路とあり、脇息をやや手前に押し出し、扇子を静かに開閉。その様子を見た解説の阿部七段は、考慮中の棋士のエピソードとして「扇子を持って、そこに怒りをぶつける時もあるんです」と紹介した。要因としては「ストレスが溜まって読みが合わない時」だといい、「床に叩きつけている人もいる」と闘志あふれる棋士の一面を明かした。
阿部七段は対局中に扇子を使うことがないと言うが、「パチパチと(扇子を開閉する)音が大きくなるのはストレスがある時なのでは」と考察。藤井王将に過剰なストレスの様子は見られないと加えていたが、物静かに長考に沈むイメージとかけ離れた“棋士像”に、視聴者からは「まじか」「へええ」「床に」「こわっ!」などのコメントが上げられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)







