【写真・画像】 1枚目
【映像】行司が激しく転倒 実際の様子

大相撲一月場所>◇七日目◇20日◇東京・両国国技館

 大関・霧島(陸奥)と前頭三枚目・北勝富士(八角)の一番では、北勝富士の圧力に後退した霧島が、行司を務めた木村容堂と激突しそうな際どい場面があり、その際、容堂は激しく転倒。館内が騒然とする一幕があった。

【映像】行司が激しく転倒 実際の様子

 立ち合いから北勝富士は激しい突き押しで霧島に圧力をかけたが、霧島も負けじと応戦する。しかし、体を引いた瞬間に、北勝富士の勢いに屈して後退。その際、後ろにいた容堂と激突しそうになった。接触を避けようとバランスを崩したのか、容堂は激しく転倒し、被っていた烏帽子が落ちてしまった。ABEMAの実況を務めた元NHKの藤井康生アナウンサーは「容堂、危ない!」と状況を伝えた。

 容堂はすぐさま烏帽子を拾い、取組をしっかり見守りながら、同時に身なりを整えた。その間、両力士は組み合い、少しの間、こう着状態が続いたが、最後は霧島が寄り切り北勝富士に土をつけた。霧島は6勝目、北勝富士は3敗目を喫した。

 この取組を受け、ABEMAの実況を務めた元NHKの藤井康生アナウンサーが「途中で行司の容堂が力士と接触したかもしれません。危ない場面がありました」と伝えると、同じく解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏も「接触してましたね。押し倒されて、危ない場面でしたね」と話していた。

 さらに花田氏がVTRを見ながら「(霧島は)行司さんに当たってますか?」と確認すると、藤井アナは「霧島は下がって引いた時に、足が容堂の草履のあたりに当たったかもしれません」と返す。その上で花田氏は「当たっているとしたら、どちらかが感覚がズレちゃうんです。対戦相手じゃない人と当たるから嫌なんですよ」と少なからず勝負に影響があったことを推測していた。

 行司が激しく転倒したシーンに視聴者からは「初めて見た」「容堂さん珍しいな」「こんなに派手に転ぶなんて」「転んでも冷静な行司さん」「ふっとんだ」「行司さん大丈夫?」などさまざま声が寄せられていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)

【映像】行司が激しく転倒 実際の様子
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