<大相撲一月場所>◇中日◇21日◇東京・両国国技館
体重差は76.8キロ、自分より重たい相手の懐に潜り込むと、“たった4歩”で巨漢力士を土俵の外へ。小兵力士が魅せた驚きの取組に館内が「おぉ」と沸いた。
【映像】17歳・小兵力士、巨漢力士を“たった4歩”で土俵外へ
序二段六十七枚目・名島(湊)が、序二段六十九枚目・達ノ森(伊勢ノ海)を足取りで下した一番に視聴者から「すげえ」「足取りきまったな」など驚きの声が寄せられた。
19歳の達ノ森は身長191センチ、体重168.8キロと恵まれた体格の持ち主。一方、17歳の名島は身長177センチとそれなりの身長だが、体重92キロと大きな体の力士が活躍する角界の中では、線が細いといえる。初土俵は令和四年三月場所と、身体的な意味も含め、今後の成長が十分に期待できるが、その体格にファンからは「普通の兄ちゃん」という声も。
しかし、“普通の兄ちゃん”ではないことを名島は取組の中で証明してみせた。立ち合い素早く懐に潜った名島は、達ノ森の左足を取ってから1、2、3、4歩とリズミカルに土俵の外へと運び出して見せた。体格差を活かした、技ありの相撲内容で2勝目をあげた。一方、達ノ森は3敗を喫した。
衝撃の足取りに客席からは拍手が起こり、ABEMAのコメント欄にも「おおおおお」「大胆」「片足タックル」「名島君 やった」「いいね名島くん」などの声が寄せられていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)