Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」1月22日の第1試合に出場する4選手を発表した。各チームから人気の女性選手が先発に指名されたことで「女性卓」が完成。見た目にも華やかな卓組みになったが、ぶつかり合いで生まれる火花はさらに眩しそうだ。
【中継】大和証券 Mリーグ 風林火山vsサクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vs雷電
参加する4選手のうち、前回トップが3選手という好調者の集まりになったが、中でも最も今期の成績がいいのはKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)。その活躍ぶりから「岡田様」と呼ばれることも、すっかり関係者・ファンの間で定着した。麻雀自体は無理に押すこともなく自然体で競り勝てているのが好調の証し。チームの首位奪還には欠かせない戦力だ。
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)は、前回6万点を超える大トップにより、個人のマイナスポイントをきれいに返済成功。恵まれた配牌を十二分に活かす高打点のアガリを連発し、久々に高宮の攻撃麻雀が存分に見られた。1回のトップで雰囲気がガラリと変わるのも麻雀らしいところ。年々、引き出しを増やしてきた高宮だが、とにかく高目を目指して突き進むかつての姿で連勝となるか。
EX風林火山の先発・二階堂亜樹(連盟)は、まだ個人マイナスながらも年明けのチーム初トップと要所で白星を挙げた。今期のキーパーソンに指名されており、レギュラーシーズンも残り1/3になろうかというここからの働きは、チームに与える影響が実に大きい。大きめのトップを取ってプラス域に戻ることがあれば、トータルマイナスに沈むチームも反撃を知らせるほら貝が響く。
ボーダーライン下のリーグ7位にいるTEAM雷電からは黒沢咲(連盟)が出る。次々にドラの方から寄ってくるような“セレブ打法”が持ち味だが、チャンスは掴むものの決定打を決められずもどかしい展開が続く。景気づけのシャンパンでも抜くかのように、ド派手なトップを、仲間もファンも待っている。
【1月22日第1試合】
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人24位 ▲62.8
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人8位 +142.8
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)個人15位 +18.2
TEAM雷電・黒沢咲(連盟)個人32位 ▲173.1
【1月19日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +490.6(60/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +362.3(60/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +265.2(60/96)
4位 赤坂ドリブンズ +211.6(60/96)
5位 渋谷ABEMAS +20.2(62/96)
6位 EX風林火山 ▲90.4(60/96)
7位 TEAM雷電 ▲347.9(62/96)
8位 セガサミーフェニックス ▲400.9(60/96)
9位 BEAST Japanext ▲510.7(60/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)