親倍満の予兆など、どこにも出ていなかった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」1月22日の第2試合。TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)が破壊力抜群の親倍満をツモ。見る者の度肝を抜くアガリに、熱血実況の日吉辰哉(連盟)の声が崩壊した。
東3局、親の瀬戸熊は2万900点持ちのラス目に沈んでいた。平凡な配牌を少しずつまとめ、10巡目にカン7索を引いて、四・七万待ちのリーチを敢行。高目のドラ四万が山に2枚残っている。日吉は「四万2枚ですよ!七万が1枚」と状況を伝える。ファンは「ツモれクマニキ!」「あの配牌からですごい!」「くまよくてんぱった」「クマ起きたか」と期待の声を寄せる。
気迫と共にツモった牌は高めのドラ四万だ。裏ドラが2枚乗り、瀬戸熊は「8000オール!」と高らかに申告。日吉は「ウラウラ!?8000オールの発声が出ましたよ!?」とびっくり、さらに時折声を裏返らせながら「リーチ・ツモ・一発・タンヤオ・平和・ドラ・ウラウラ!8000点オール、瀬戸熊直樹!」とこのアガリを伝えた。ファンも「よっしゃあ」「え!!!」「とるねーどきたああああ」「卓上の暴君がきてるわぁー」「ぎょええええええw」「瀬戸熊さん、すごい!」「雷電アレまっしぐら」と大歓声に包まれた。
強烈な一発ツモに裏ドラ2枚はまさに雷鳴。闘神・瀬戸熊がアガった破壊力抜群の親倍満に実況者は声まで崩壊、ファンも狂喜乱舞となった刺激的な一局だった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)