<大相撲一月場所>◇十日目◇23日◇東京・両国国技館
 周りは大きな親方だらけでも、その雰囲気は堂々たるものだ。序二段九十七枚目・大国山(朝日山)と序ノ口三枚目・嶋村(荒汐)の一番は、両者が投げの打ち合いになり際どい勝負となったことで物言いに。行司にとっては差し違えがあってはいけないと緊張の協議になったが、16歳の若手行司が臆する様子もなく親方衆とやりとりする様子に「落ちつているなあ」「たのもしい」と驚きの声が飛んだ。