<大相撲一月場所>◇十日目◇23日◇東京・両国国技館
幕下五十一枚目・天風(押尾川)が幕下四十八枚目・藤闘志(藤島)を押し出しで下した一番。立ち合い突っかけた藤闘志に対し、天風が“お互い様”というように微笑みを見せる場面があった。だがその後の取組では厳しい攻めを見せ、「天風さん好きだわ」「天風ええやん」とファンも好感を抱いていた。
1度目の立ち合い、先に手をついた藤闘志がわずかに早く出てしまい、タイミングが合わず行司が「まだまだ」と制して不成立に。藤闘志は勢い余って突っ張りながら土俵際まで進んでしまったが、行司の言葉を聞くと立ち止まって両手を上げ「すみません」という素振りに。これに対して天風は優しげな表情で「大丈夫、大丈夫」とフォローするように声をかけ、立ち合い“待った”となるも両者遺恨のない微笑み合いを見せていた。
2度目の立ち合いは成立。突っ張っていく藤闘志に対し、大きな体の天風が圧倒した。圧力をかけた力強い突き押しで前に出た天風は、先ほどの優しげな表情からは一転、元幕内力士らしく勝負の世界の厳しさを体現するように容赦なく押し出しを決めて勝利した。勝った天風は4勝目を挙げ、今場所勝ち越しを決めた。敗れた藤闘志は2敗目を喫した。
立ち合い不成立となった際に両力士が“お互い様”というように微笑むと、ファンからは「気さく」「すいませんすいません」「ニコニコで草」「フランクな感じ」とコメントが寄せられたほか、その後の取組で天風が厳しさを見せると「天風さん好きだわ」「天風ええやん」といった声も相次いでいた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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