厳しい勝負の世界でもほっこりする力士の“お互い様”精神 立ち合い「待った」も微笑み合いで遺恨なし 大相撲 2024/01/24 11:00 拡大する <大相撲一月場所>◇十日目◇23日◇東京・両国国技館 幕下五十一枚目・天風(押尾川)が幕下四十八枚目・藤闘志(藤島)を押し出しで下した一番。立ち合い突っかけた藤闘志に対し、天風が“お互い様”というように微笑みを見せる場面があった。だがその後の取組では厳しい攻めを見せ、「天風さん好きだわ」「天風ええやん」とファンも好感を抱いていた。【映像】“待った”にも微笑み合う両力士 1度目の立ち合い、先に手をついた藤闘志がわずかに早く出てしまい、タイミングが合わず行司が「まだまだ」と制して不成立に。藤闘志は勢い余って突っ張りながら土俵際まで進んでしまったが、行司の言葉を聞くと立ち止まって両手を上げ「すみません」という素振りに。これに対して天風は優しげな表情で「大丈夫、大丈夫」とフォローするように声をかけ、立ち合い“待った”となるも両者遺恨のない微笑み合いを見せていた。 続きを読む