新年のチーム初日は2着・トップで飾るも、以降は6連続で3着と低空飛行。そんなチームを上空に押し上げたのは、今期からチームに加入した赤坂ドリブンズ・浅見真紀（最高位戦）だった。
1月23日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合は起家からU-NEXT Pirates・小林剛（麻将連合）、BEAST Japanext・猿川真寿（連盟）、浅見、セガサミーフェニックス・東城りお（連盟）の並びでスタート。浅見は東1局、いきなり親の小林に2900点を振り込むも、2連続のテンパイ流局で迎えた親の東3局2本場では、東城がポンで牽制するのを横目にリーチをかけ、リーチ・一発・ツモ・平和・ドラ2・裏ドラの跳満・1万8000点（＋600点、供託2000点）をアガった。
これでトップ目に立つと、猿川が満貫・8000点（＋900点、供託1000点）、2000点、4000点（供託1000点）、5800点と4連続のアガリで猛追する中、南2局1本場では、その猿川を「あれは結構、嫌なアガリでしたね」と言わしめる、猿川によるハイテイずらしのチーで巡ってきた牌でリーチ・ツモ・タンヤオ・ドラ・裏ドラの満貫・8000点（＋300点）を成就。南3局1本場でも七対子・ドラ2の9600点（＋300点、供託1000点）を加点し、5万4300点の大トップで試合を終えた。
「2カ月くらいですね。嬉しいです」。11月21日以来の勝利に浅見は「ありがとうございます」とニッコリ。逆連対が続いていたことについては「ポイントは貯金があったので、3着が続いても焦りはなかった」としたが、「それでもトップがたまにはちょこちょこ挟まってくれないと、やれてるなって気がしないので、久々にトップを挟めてよかったです」と語った。
チームとして新年2回目のトップ。この時点で、KONAMI麻雀格闘倶楽部を抜いて3位に浮上した。「ドリブンズとしても久々のトップですし、私としてもすごく久しぶりにトップを取ることができました」。ファンに向かってメッセージを送った浅見は、「直近は6連続3着で、ドリブンズファンのみなさんも、そろそろ『3』っていう数字が飽きてきた頃だと思いますので、トップを取れてよかったです」と茶目っ気たっぷり。「引き続き、応援してもらえると嬉しいです」。特攻シンデレラの異名を取るママ雀士が、チームを明るくすると共に、鼓舞し続ける。
【第1試合結果】
1着 赤坂ドリブンズ・浅見真紀（最高位戦）5万4300点／＋74.3
2着 BEAST Japanext・猿川真寿（連盟）4万3300点／＋23.3
3着 セガサミーフェニックス・東城りお（連盟）9700点／▲30.3
4着 U-NEXT Pirates・小林剛（麻将連合）－7300点／▲67.3
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
