<大相撲一月場所>◇十一日目◇24日◇東京・両国国技館
三段目五十四枚目・肥後ノ丸(木瀬)と三段目五十七枚目・琴隆成(佐渡ヶ嶽)の一番で、肥後ノ丸が強烈な張り手を4連発する激しい攻めを見せた。最後の1発はクリーンヒットし、“パチーン”という乾いた音とともに倒れ落ちた琴隆成が土俵にうずくまると「ノックアウト」「張り倒された」とファンが騒然となる一幕があった。
立ち合い張り差しに出た肥後ノ丸。押してくる相手を突き放すと、左からの張り手を連発。なかでも4発目はクリーンヒットし、「パチーン」と大きな音が館内に響くと、これをまともに食らった琴隆成の体はグラッとよろめいた。
そこを逃さず肥後ノ丸がはたき込みを決め、3勝目の勝ち星を挙げた。敗れた琴隆成は4敗目を喫し、崩れ落ちるように倒れると土俵上でしばらくうずくまっていた。心配した審判からの声掛けに琴隆成は「だ、だいじょうぶっす…」と顔を押さえながら応じたが、肥後ノ丸が強烈な張り手を決めた一番に、ABEMAの視聴者からも「ノックアウト」「張り倒された」「ビンタ」「乱暴な相撲」と驚きの声が相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)