<大相撲一月場所>◇十一日目◇24日◇東京・両国国技館
年齢23歳差、体重76.3キロ差の“ギャップ”対決となった序二段九十八枚目・東浪(玉ノ井)と序ノ口四枚目・祥乃山(高田川)の一番で、取組後にちょっとしたハプニングが発生。世代を超え、相手を敬う両者の清々しい振る舞いに「いい人同士w」と好感の声が相次いだ。
平成19年(2007年)生まれ、16歳の祥乃山。この日対戦した東浪は昭和59年(1984年)生まれの39歳で、年齢差は実に23歳だ。さらに体重76.3キロの祥乃山に対し、東浪は82.4キロ重い158.7キロ。年齢も体重も倍以上差の一番となった。
立ち合い頭を下げて当たった小柄な祥乃山は、土俵を回りながら攻めていった。一方、大きな体の東浪は落ち着いて対応し、押されても動く気配を見せず。最後は抱え込むように東浪が組むと、上から押しつぶすような形で豪快な上手投げを決めた。東浪は4勝目。祥乃山は3敗目を喫した。
敗れた際、祥乃山は前のめりに倒れながら東浪のさがりを握ってしまう事態に。「あ、手に…」起き上がって手にさがりがあることに気づくと、すぐに歩み寄って返しに行った。これを受けて東浪は咄嗟に「あ、すみません」というように腰をかがめて手を出し、さがりを受け取っていた。
豪快な投げで敗れたもののさがりを返す気遣いを見せた祥乃山と、23歳年上ながら低姿勢で受け取った東浪。そんな両者のやり取りに、ファンも「いい人同士w」「丁寧にお礼」「どうぞ ありがとう」「あははw」とほっこりした様子になっていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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