全く想像もしない「ガシャン!」という大きな音に、人気女流雀士の口もさすがにあんぐりだ。「大和証券Mリーグ2023-24」1月25日・第1試合の直前、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)が手を勢いよくセットの壁にぶつけてしまい大きな音を立てたことから、試合会場に入る直前だったKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)がびっくりするという珍事が起きた。
Mリーグでは、音楽に合わせて1人、また1人と会場に入っていく流れ。選手たちはセットの裏で1列に並び1人ずつ挨拶をしては、卓に着いていく。控室、さらに会場の手前にある前室ではリラックスした表情の選手たちも、このセットの裏側に来た時には、いよいよこれから戦いが始まると集中力を高めている時間だ。
東家、南家と入場し、次は西家の伊達というタイミングだったが、ここで最後に入場する北家のたろうは、カメラに向けてポーズでも取ろうとしたのか、その場でクルッと1回転。ところが回転中に腕がセットに強くぶつかってしまい「ガシャン!」と大きな音がした。痛さもあるが、既に中継が始まっていることもあり、たろうは音が入ってしまったかもしれないと大慌て。さらに背中側から想定外の物音にびっくりした伊達はすぐに振り返り、目を丸くし口もあんぐりと開けて驚いた。
たろうは両手を合わせて「ごめん!」とばかりに必死のポーズ。幸い、中継のマイクに物音は拾われておらず、ハプニングが進行に影響することはなかったが、選手の素顔を伝えるカメラはたろう、伊達とそれぞれの表情をバッチリとキャッチ。試合前でもなければ爆笑の声まで響き渡る、そんなシーンだった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)