【写真・画像】 1枚目
【映像】苦渋の決断か…自ら土俵を割った力士

大相撲一月場所>◇十二日目◇25日◇東京・両国国技館

 前頭十一枚目・剣翔(追手風)が前頭六枚目・金峰山(木瀬)を寄り切りで下した一番。満身創痍の両力士に対し、解説の西岩親方が「土俵に上がる以上、言い訳は通用しない」と愛のある苦言を呈する一幕があった。

【映像】苦渋の決断か…自ら土俵を割った力士

 金峰山は右膝に、剣翔は左膝に、それぞれがっちりとサポーターを巻いて登場した両者。立ち合い勢いよく当たった金峰山に対し、剣翔は右を差すと半身の体勢で組んで応戦していく。その後、剣翔が左上手も取って右四つ万全の攻めに転じると、土俵際まで一気に寄っていった。

 決着がつく際、金峰山はまだ土俵の内側に残っていたが、痛めた右膝を庇ったからか、自ら土俵の外へと出ていった。一方、勝った剣翔も満身創痍の様子で、両手を膝につくと項垂れていた。剣翔は6勝目。金峰山は6敗目を喫した。

 今場所も残り四日となり、連日の疲れがピークに達しつつあるなか、痛めた体に鞭打って土俵に立った両力士。取組終了後、ABEMAで解説を務めた元関脇・若の里の西岩親方は「お互い膝に大きなサポーターがありますから。痛めているのかわかりませんけど」と前置きしつつ、「ただ、土俵に上がる以上は言い訳は通用しませんのでね」と愛のある苦言をポツリ。続けて「終わった後、お互いが痛そうにしていますが、もっと気迫ある相撲を見せてほしい」と期待を寄せていた。

 体を痛めた様子の剣翔と金峰山に、視聴者からは「大丈夫か」「歩くのもつらそうだ」「どちらも満身創痍」「2人ともしんどそう」と心配の声が寄せられたほか、「頑張って」「あと三日」とエールを送るファンも相次いだ。
(ABEMA/大相撲チャンネル)

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