<大相撲一月場所>◇十三日目◇26日◇東京・両国国技館
前相撲を経て、今場所が序ノ口デビューとなった序ノ口十五枚目・安響(安治川)が、序二段九十二枚目・朝勝令(高砂)を引き落としで下し、7戦全勝で序ノ口優勝を決めた。アマチュア時代からの実績により、三段目最下位格付け出しの資格を得ていたが、これを放棄して前相撲から始めることを選択。あえてゼロからのスタートを選んだ18歳が、余裕すら感じさせる内容で、あっさり序ノ口を通過することになった。
五所川原農林高3年で全国高校総体3位の実績を持つ安響。三段目から始めることもできたが、自ら前相撲から始めることを選択すると、地力が違うとばかりに序ノ口では文句なしの連勝街道。6戦全勝で迎えたこの日の一番は、朝勝令が仕切り線から離れ、フワッとした立ち合いを選択したものの、全く慌てることなく相手の動きを冷静に見ると、組んでからも朝勝令の体勢が低くなりすぎたところを、落ち着いての引き落とし。ファンからも「余裕だな」「強いわ」「そりゃそうやろって相撲でした」という声が寄せられる内容で、序ノ口優勝を勝ち取った。
前相撲から始めることを決めた時点で目標としている序ノ口、序二段の1場所通過で、まず序ノ口はクリア。次は序二段でも優勝と1場所通過を目指すが、今場所の内容を見る限り、あっさり決めてもファンの納得度が増すばかりとなりそうだ。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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