<大相撲一月場所>◇十三日目◇26日◇東京・両国国技館
スッと伸びた足が絶妙に絡みつき、大技成功へと導いた。42歳の三段目六十七枚目・鋼(音羽山)と18歳の三段目六十九枚目・雷道(雷)という24歳差対決は、雷道が豪快な掛け投げで勝利。瞬間的に絡めた足の効果が抜群で、ファンからも「うまいなー」「よく投げきったな」と絶賛されることとなった。
雷道は身長183センチ、体重95.7キロと見た目にはスリムな体型。身体能力の高さは連日の土俵でも証明済みで、今後さらに体を大きくしていけば幕下、さらには十両も期待される逸材だ。対する鋼は42歳のベテラン。どっしりとした体型で、対照的な雷道とどんな取組をするか注目されていた。
立ち合い頭から低く当たった雷道は基本通りに下から攻め上げ、左上手を浅く引く理想的な形に。上体が伸びた鋼も、右下手にこじ入れたものをどう活かすかで、相撲の展開が大きく変わる状況だった。ここから雷道がやや強引な上手投げで相手の体勢を崩しにかかると、むしろここがチャンスと鋼も前進。最後は土俵際で投げの打ち合いが展開された。
ここで威力を発揮したのが、スラリと伸びた雷道の左足。咄嗟の動きだったろうが、鋼の右足に絡みつくと、その足を跳ね上げるようにして鋼のバランスを崩すことに成功。最後は体を預けるようにして、掛け投げを決めた。細身の雷道が大技を決めたことから、まだ人もまばらだった館内からも歓声が起こっていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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