<大相撲一月場所>◇十三日目◇26日◇東京・両国国技館
序二段三十五枚目・九鬼王(尾上)が序二段三十八枚目・恵雅(二子山)を極め出しで下した一番で、土俵際でガクッと膝を折ったようになった恵雅に対して、九鬼王がかばうようにがっちりと抱きとめるシーンがあり、ファンから「気持ちが優しいな」「健闘を讃えるハグ」など反響を呼んだ。
16歳とまだまだこれから大きくなっていく恵雅に対して、九鬼王は27歳。11歳差の対決は両者、立ち合いから突き合いになった後、スッと恵雅が両差しになった。まわしを引かずに深く差した恵雅に対して、九鬼王はがっちりと抱え込んで両腕を極める作戦に出た。そのまま若手の動きを封じた九鬼王がうまさを見せて極め出しで勝利。3勝3敗からの4勝目でうれしい勝ち越しを決めた。
館内のファンは中継の視聴者がほっこりしたのは、この後のシーン。左足が土俵下に落ちていた恵雅だったが、サポーターをしている右膝がガクッと折れるような格好に。危険を察知したのか、九鬼王は相手の体を離すことなく、そのまま抱きかかえ続けけがをしないように気遣った。
この瞬時の判断にファンからは「だきとめた」「やさしい」「抱擁」「気持ちが優しいな」「健闘を讃えるハグ」といったコメントが殺到。土俵際でのもつれ合いは、度々大きなけがを招くこともあり、11歳上の先輩が後輩の体を守るフェアプレーとなっていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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