将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に菅井竜也八段(31)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」は1月27日、第3局1日目の対局が行われている。本局の舞台、島根県大田市の「国民宿舎さんべ荘」は、挑戦者の菅井八段が2018年に将棋合宿を開催した思い出の地。合宿参加者で本局の副立会を務める畠山鎮八段(54)が中継に出演し、当時を振り返った。
注目の対抗形シリーズ第3局の舞台は、島根県大田市の「さんべ荘」。王将戦の開催は2年連続7回目となる。藤井王将は昨年、羽生善治九段を挑戦者に迎えた第72期七番勝負第5局でも訪れており、大熱戦の末に勝利を飾った好印象の地だ。
この地に思い入れを持つのは、挑戦者の菅井八段にとっても同じだ。2018年春にこのさんべ荘で自身発案の将棋合宿を開催。第3局の前夜祭では、「さんべ荘は昔からお世話になっている場所で、将棋合宿では自分たち棋士の勉強の場を準備して頂いた。そういった経験やその時お世話になった感謝の気持ちを明日の将棋に込めたい」と語り、本局への意気込みを語っていた。
2018年の合宿には本局の副立会の畠山八段のほか、菅井八段の同門の稲葉陽八段、船江恒平六段、出口若武六段、さらに深浦康市九段、斎藤慎太郎八段、佐々木大地七段と、現在の将棋界をけん引するトップ棋士が参加した。畠山八段は「私はB級1組に復帰した年でしたが、若手との合宿に呼んでもらって大変感謝している思い出があります」と当時撮影した記念写真を紹介。「2泊3日で10局以上指してこんなに疲れるものかと思いましたが、皆さんは元気そうでまだまだ指し足りないという感じでした」と充実の時間を振り返った。
貴重なエピソードと当時の記念写真にファンは大興奮。「錚々たるメンバー」「おおお!」「貴重なお写真」「へええ」「良い写真」「すごいメンツ」と多数のコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)