1月26日から28日まで東京ビッグサイトで開催された「TOKYO XR・メタバース&コンテンツビジネスワールド」。
XR・メタバース関連の事業を手掛ける企業と、アニメ・ゲームといったコンテンツを手がける企業が集まり、新たなビジネスチャンスを生み出そうとするイベントだ。
現実世界と仮想世界の融合を意味するクロスリアリティ=XR。イベントにはおよそ150の事業者がブースを出展した。
ブースで目を引いたのはVR空間を歩けるコントローラー「KATVR(キャットブイアール)」。自分の足と仮想空間を連動させる技術によってメタバース空間をまるで現実世界のように歩き回ることができる。こちらは防災訓練などですでに導入されており、将来的にはフィットネス分野での活用を考えているという。
他にも複雑な装置をつけることなく動作を解析し、それをデータ化にすることで運動中の状態を可視化が出来るサービス。
さらには、生成AIを登載したVRアプリケーションを用いた面接練習も。商談や面接などで求められる「対話スキル」の向上が目的だという。
エンタメのイメージが強いメタバースだが、ビジネスへの応用がスタンダードになりつつある。メタバースは生産性の向上に加え、近年では社会課題の解決など幅広い分野で活用が進み、右肩上がりで成長している。XR・メタバース等産業展2024実行委員会の福塚英雄副委員長は市場の更なる活性化がこのイベント開催の狙いだと話す。
「我々はデジタル技術を持つ企業とコンテンツ関連の企業を結びつけることで、今後の市場の成長が見込まれる分野で力を発揮してもらいたい。XR・メタバースといったツールを使えばアイデア一つで加速度的にビジネスが展開していける。様々な可能性があるはずだ」
(『ABEMAヒルズ』より)
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