Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月1日の第1試合に出場する4選手を発表した。現在リーグ首位のU-NEXT Piratesからは個人トップに立つ絶好調・鈴木優(最高位戦)が先発出場。さらに後続を引き離し、チームが掲げる「圧倒的な勝利」に近づけるか。
【中継】大和証券 Mリーグ 風林火山vsサクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vsPirates
昨シーズンはセミファイナルシリーズ行きを逃したU-NEXT Piratesだが、今シーズンは絶好調。前半は仲林圭(協会)が引っ張ると、中盤以降は瑞原明奈(最高位戦)、さらにリーグ初の個人5連勝を成し遂げた鈴木優の活躍で首位に。リーダー小林剛(麻雀連合)が本調子でなくても、補って余りある数字だ。チームが昨年から掲げる「圧倒的な勝利」へ、攻め麻雀で相手を震え上がらせる鈴木優が、妥協なく攻めまくる。
対抗馬になっているのはKADOKAWAサクラナイツ。職人らしい麻雀が魅力の堀慎吾(協会)も、昨シーズンの個人マイナスを感じさせない内容で、ポイントも+200近くまで積み上げている。よほどの不運にでも見舞われない限り、自然と上位にいるほどの地力を持つだけに、勝利につながる「至極の一局」をどこで作り上げるかが焦点だ。
リーグ3位のKONAMI麻雀格闘倶楽部から先発する佐々木寿人(連盟)は、前回出場時に久々のトップを取り、ようやく気分も晴れた。もともとMリーグの攻め麻雀といえば佐々木と連想されるほどで、攻めモードに入った時のリーチ判断に、迷いは微塵も見られない。この迷いのなさが相手にとっては脅威そのもの。リーチだけの「がらくたリーチ」かと思えば、超高打点であることも多く、その度に卓上には緊張が走る。
相手が誰であろうと天真爛漫に自分の麻雀を貫くのはEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)。キャリア十分で、相手や状況によって打ち筋を変化できるだけの力量もあるが、Mリーグにおいては余計なことを考えずに我が道を突き進む方が結果につながっている。各団体の最高峰タイトルを獲得した経験を持つ相手ばかりだが、ペロッと丸呑みにしてしまう未来も十分にあり得る。
【2月1日第1試合】
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)個人20位 ▲2.8
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人6位 +195.6
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人19位 +3.8
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)個人1位 +359.1
【1月30日時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +485.0(66/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +377.9(66/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +273.2(64/99)
4位 赤坂ドリブンズ +221.1(66/96)
5位 渋谷ABEMAS ▲55.3(66/96)
6位 EX風林火山 ▲208.4(66/96)
7位 TEAM雷電 ▲281.7(66/96)
8位 BEAST Japanext ▲372.8(66/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲439.0(66/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)