能登半島地震の被災地で高い実用性も…“備えない防災”の新発想『フェーズフリー』とは?「“備わっているから憂いなし”の防災対策を目指している」 倍速ニュース 2024/02/02 13:54 拡大する 「災害は怖い、でも時間とお金をかけて防災対策する気にはなれない」【映像】フェーズフリーの商品の数々 防災意識の向上は非常に困難だ。そんな中、防災の新しい考え方として注目されているのが「フェーズフリー」だ。 その生みの親でフェーズフリー協会の代表理事を務める佐藤唯行氏に話を聞いた。━━フェーズフリーとはどのような取り組みか?「フェーズとは時間の区切り。この区切りをフリー=自由にするというもの。これまでの防災は『非常時のために備える。非常時のために何かしよう』と備蓄品などを用意していたが、それでは継続して取り組むことが難しい。例えば、非常用持ち出し袋が押し入れの奥の方に追いやられてしまって、災害時にすぐに取り出せず役に立たないケースはその典型だ。そうではなく、普段の私たちの暮らしの延長が“防災対策になる”というのがフェーズフリーの考え方。『備えあれば憂いなし』と言うが、『備わっているから憂いなし』を目指している」 続きを読む 関連記事