Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月2日の第1試合に出場する4選手を発表した。前日、リーグ6位のEX風林火山がポイントを減らしたことで、セミファイナルシリーズ進出となるボーダーライン付近の争いはますます激化。長く下位に沈んでいたBEAST Japanextにも、同日2連勝があれば6位の浮上のチャンスがある。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvsABEMASvs雷電vsBEAST
今シーズンから加入したBEAST Japanextは、Mリーグの壁にぶち当たり長くリーグ下位に沈み続けているが、新年を迎えたあたりから状況が劇的に改善。リーダー猿川真寿(連盟)に勝利が続くと、菅原千瑛(連盟)はトップタイの個人8勝。中田花奈(連盟)にも11戦目にしてついに待望の初勝利が舞い込んだ。開幕直後から破壊力満点の麻雀で新風を吹き込んだ鈴木大介(連盟)がここで大勝すれば、いよいよ6位浮上への道がくっきり見える。
リーグ7位のTEAM雷電にとっても、EX風林火山が苦しんでいる今がチャンスだ。昨シーズンに初めてファイナルに進出し、今シーズンは初優勝が目標だが、個人プラスは瀬戸熊直樹(連盟)1人だけ。さすがにこのままでは厳しい戦いを乗り越えられない。「セレブ」黒沢咲(連盟)の華々しい麻雀が見られなくなって久しいが、周囲が嫉妬するほどの豪運とともに圧倒的な火力で勝てば、チームにも去年の勢いが戻ってくる。
試合巧者の渋谷ABEMASだが、現在はトータルマイナス。これ以上、負債が増えるようだといよいよセミファイナルシリーズ進出争いの中に巻き込まれる。まずはポイントをプラスに戻して、状況を見ながら打てる理想的な展開を目指したい。相手に合わせて打つことに関しては多井隆晴(RMU)の右に出る者はいないほど。うまく下位チームを沈めながらプラスポイントを持って帰れるか。
リーグ4位の赤坂ドリブンズだが、後続とはまだ差があり、前だけ見て打てばいい余裕がある。先発の渡辺太(最高位戦)はネット麻雀で鍛えられた腕で、強気にも思える攻めを繰り返しながら、4着回避率2位と守備にも長けている。個人成績はまずまずプラスだが、周囲の評価を考えれば+100、さらには+200と稼いでも全く不思議なことはない。
【2月2日第1試合】
赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人13位 +31.1
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人17位 +10.5
TEAM雷電・黒沢咲(連盟)個人28位 ▲118.3
BEAST Japanext・鈴木大介(連盟)個人25位 ▲62.5
【2月1日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +497.5(68/96)
2位 U-NEXT Pirates +414.8(68/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +255.5(66/96)
4位 赤坂ドリブンズ +221.1(66/96)
5位 渋谷ABEMAS ▲55.3(66/96)
6位 EX風林火山 ▲240.1(68/96)
7位 TEAM雷電 ▲281.7(66/96)
8位 BEAST Japanext ▲372.8(66/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲439.0(66/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)