先輩、チームに勝利を「ありがとうございます♪」。「大和証券Mリーグ2023-24」2月2日の第2試合で、BEAST Japanextのリーダー猿川真寿(連盟)が、第1試合で鈴木大介(連盟)が引いたラスを帳消しにする快勝。控室では、その鈴木とともに菅原千瑛(連盟)、元乃木坂46の中田花奈(連盟)がその活躍ぶりに「ありがとうございます♪」と感謝していた。
新規参戦のBEAST Japanextは、初のシーズンを試練続きで送ってきたが、新年に入り開幕以来不振が続き「どうしたらいいかわからない」とまで言っていた猿川が完全に復調。菅原もリーグトップタイの8勝を挙げると、中田にも先日、デビュー11戦目にして待望のMリーグ初勝利が舞い込んだ。まだまだポイント状況ではセミファイナルシリーズ進出に厳しいものの、チームの雰囲気は一時期と比べれば格段によくなっている。
この日も鈴木大介が悔しいラスを引き、再び下り坂に向かうと思われたところリーダー猿川は高打点のアガリを集めて快勝。鈴木大介のマイナスを補って余りあるトップで、チームが抱えるトータルのマイナスポイントも減らすことに成功した。
復活したリーダーの勇姿に、チームの雰囲気もどんどんよくなっている。南2局1本場、親番だった猿川がトップを決定的にする一気通貫・赤・ドラの1万2000点(+300点)をアガった瞬間、控室もニコニコ状態。中田が「ありがとうございます♪」と上機嫌に喜びのポーズを決めながら微笑むと、他のチームたちも笑顔で拍手をし続けていた。
どんな競技でも長いリーグ戦の場合は、いかにシーズン終盤で状態を上げられるかがポイント。勢いがつき、笑顔も増えたBEAST Japanextの大逆転劇が起きる可能性は、日増しに大きくなっている。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)