将棋の藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、叡王、王座、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑戦する棋王戦コナミグループ杯五番勝負が2月4日、富山県魚津市の「新川文化ホール」で開幕局が行われている。注目の戦型は角換わりとなったが両者の研究がぶつかり異例のハイスピードの進行から、すでに終盤戦に突入。持将棋の可能性も出てきており、今後の展開から目が離せない。
21歳同士の両者が早くもタイトル戦で“再戦”となった本シリーズ。前期の竜王戦七番勝負では、藤井棋王が4連勝で伊藤七段の挑戦を退け、防衛を飾った。リベンジを期す伊藤七段は約3カ月で同学年の絶対王者への挑戦権を獲得。並々ならぬ闘志を燃やし、本五番勝負に臨んでいる。
開幕局は振り駒の結果、藤井棋王の先手番に。両者得意の角換わりの出だしとなったが、研究をぶつけ合うように異例のハイスピードでの進行となっている。ABEMAで解説を務める北浜健介八段(48)は「もう終盤」と驚きを隠せない様子。共に中継に出演する井田明宏四段(27)は「お互いの最善を尽くせば持将棋にも」とコメントしていた。
午前中から火花の散るような激しい展開となっており、入玉を巡る駆け引きなど今後の展開に緊張感が高まっている。持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太棋王 紅ずわいガニのカレー、ウーロン茶(冷)
伊藤匠七段 松花堂弁当、緑茶(温)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太棋王 2時間38分(消費1時間22分)
伊藤匠七段 3時間16分(消費44分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)