【プレミアリーグ】エヴァートン2-2トッテナム(日本時間2月3日/グディソン・パーク)
【映像】ビューティフルゴールが決まり慌てて喜びを封印した決定的瞬間
喜びたい、でも喜べない…そんな思いが見て取れるようだった。トッテナムのブラジル代表リシャーリソンは得点後、一度はゴールセレブレーションしようとしたものの“古巣相手には喜ばない”ルールを思い出して“自粛”。その姿にはファンも「偉い!」とうなった。
この日、トッテナムの主役は間違いなくこの男だった。ブラジル代表リシャーリソンは、4分、デスティニー・ウドジェの左からのクロスにドンピシャのダイレクトの左足で合わせて先制点をマーク。さらに1-1と追いつかれて迎えた41分、今度はボックス左外で味方からのお膳立てパスが届くと、狙い澄ました右足シュートでゴール右隅を捉えた。
いずれも鮮やかな一撃であり、自身もすぐさまスタンドで待つサポーターの元へ駆け寄ろうとする。しかしすぐにその場にストップし、ふと冷静になって喜びをかみ殺したのだ。
欧州サッカーでは、古巣相手へのゴールは喜ばないという慣習がある。彼はトッテナムに移籍する前、2018から2022の4シーズン、エヴァートンでプレーしてきた選手であり、その慣わしに則って、ゴールの歓喜の瞬間に、ふと我に返っていたのだ。
ファンも「点決めたのに気まずそうでツボ」「喜びたいけど古巣だから我慢w」「偉い!」「1回脱ごうとせんかった?笑」と、その仕草が気になって仕方がない様子。特に2点目のシーンは、ユニフォームで顔を覆ったかと思えば、次の瞬間、明らかに真顔になっていた。リシャーリソンの人柄が垣間見えるような一幕だったと言える。
笑顔を封印したこの日、2得点を挙げて今季10点目に到達したリシャーリソン。直近の8試合で9点、4試合連続ゴールと、凄まじい勢いで得点を量産している。
(ABEMA/プレミアリーグ)