Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月6日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、レギュラーシーズン突破のボーダーライン上にいるリーグ6位のEX風林火山。不振を抜け出しつつある松ヶ瀬隆弥(RMU)がチームを救うトップを取るか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vsABEMASvsフェニックス
上位6チームまでがセミファイナルシリーズに進出する中、現在6位のEX風林火山と7位のTEAM雷電は、わずか6.7ポイント差。素点にして子の満貫1回分でお釣りが来るほどだ。残り試合もじりじりと減り、プレッシャーも日増しに大きくなるこの時期。個人最下位に沈む松ヶ瀬は、大きな責任を感じているところだが、ここ一番でのトップは全てを洗い流す。
ボーダーラインに近づきたいのは、リーグ8位のセガサミーフェニックスも同様。まだボーダーラインまで200ポイントほどの開きがあるのが、ターゲットとなるEX風林火山との直接対決は絶好の機会。ここでトップラスを決められるようなことがあれば、一気に景色が変わってくる。エース魚谷侑未(連盟)も、終盤に向かうに連れてのポイントとして、がむしゃらにトップを狙ってもいい時期だ。
リーグ5位の渋谷ABEMASは、ここぞと決めたところでトップを取ったエース・多井隆晴(RMU)が出る。「俺がMリーガーってところを見せてやる」と宣言した後に勝てるあたりは、さすがトッププレイヤーだ。要所を締めるリーダーは、後続の集団に足を引っ張られず、むしろ蹴落としていくぐらいの戦いを狙いに行く。
上位集団にしっかり食らいついている赤坂ドリブンズは、浅見真紀(最高位戦)が出る。そつなくこなすバランス感覚の持ち主だが、やはり個人成績もプラスでいる方が、本人のメンタルも上向くはず。チームのムードメーカーだけに、トップを取った時の効果は2倍にも3倍にもなる。
【2月6日第1試合】
赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)個人20位 ▲24.0
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人36位 ▲352.6
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人11位 +58.5
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)個人21位 +21.1
【2月5日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +497.5(68/96)
2位 U-NEXT Pirates +430.2(70/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +275.1(68/96)
4位 赤坂ドリブンズ +170.3(68/96)
5位 渋谷ABEMAS ▲7.3(68/96)
6位 EX風林火山 ▲240.1(68/96)
7位 TEAM雷電 ▲246.8(70/96)
8位 セガサミーフェニックス ▲439.0(66/96)
9位 BEAST Japanext ▲439.9(70/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)