Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」2月8日の第1試合に出場する4選手を発表した。各チーム、残り試合は30を切り、いよいよレギュラーシーズンも終盤の色が少しずつ濃くなってきた。ボーダーラインを挟んだ戦いもさらに激化。リーグ6位のTEAM雷電、同7位のEX風林火山、同9位セガサミーフェニックスによる三つ巴の戦いは、まさにサバイバルだ。
【中継】下位3チームの苦しくも激しいサバイバル戦(生中継中)
TEAM雷電は、試合がなかった6日にEX風林火山がポイントを減らしたことで、6位に浮上。久しぶりにセミファイナルシリーズ進出へ、水面に顔が出せた状況だ。ようやく息が吸えるところまで出られただけに、ボーダー下に潜るわけにもいかない。直接対決で引き離す絶好機で、瀬戸熊直樹(連盟)に白羽の矢が立った。
一方、EX風林火山としてはここからズルズル後退することだけは避けなくてはいけない。じりじりとポイントを減らしている流れはそう簡単に食い止められるものでもないが、とはいえ誰かが体を張ってでも、やらねばならない仕事。勝又健志(連盟)が腕まくりをして卓につく。
リーグ最下位のセガサミーフェニックスは、いよいよ明確にトップ、最低でも連対狙いという状況に入ってきた。オーラスのアガリでトップが狙える状況であれば「2着でよし」のアガリを見ない手順を踏むケースも増える。醍醐大(最高位戦)がリスクを背負った戦いで、どこまで腹を括れるか。
リーグ2位のU-NEXT Piratesは+430.2だが、首位の座をKADOKAWAサクラナイツに明け渡したままでシーズンは過ごしたくない。下位チームががむしゃらにトップ取りを狙ってくるため、大物手に振り込むようだと箱下のラスで大量失点という不安もある。どうやってその相手をいなしつつ、ポイントを持ち帰るか。瑞原明奈(最高位戦)がクールな表情で突き放しに行く。
【2月8日第1試合】
EX風林火山・勝又健志(連盟)個人4位 +252.1
セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)個人19位 ▲14.8
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人16位 +22.5
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人2位 +289.2
【2月6日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +497.5(68/96)
2位 U-NEXT Pirates +430.2(70/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +275.1(68/96)
4位 赤坂ドリブンズ +260.5(70/96)
5位 渋谷ABEMAS +71.4(70/96)
6位 TEAM雷電 ▲246.8(70/96)
7位 EX風林火山 ▲320.1(70/96)
8位 BEAST Japanext ▲439.9(70/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲527.9(68/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)