将棋の「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局が2月7・8日の両日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指され、挑戦者の菅井竜也八段(31)が藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に敗れた。この結果、菅井八段はシリーズ成績0勝4敗で敗退。シリーズを通して「収穫はなかった。ミスが多すぎた」とコメントし、悔しさをにじませた。
初めて臨んだ挑戦者決定リーグを5勝1敗で駆け上がり初挑戦を決めた菅井八段だったが、絶対王者に完敗を喫する結果となった。対抗形シリーズとして注目を集めた七番勝負だったが、全4局を通して力を封じ込められる形に。終局後、菅井八段は「1日目から苦しくなる将棋が多かったので、自分の研究不足が結果に出たと思う。戦型に問題があるのか、その後の指し方に問題があるのかわかりませんが、苦しい時間が長かった」と語った。
さらに番勝負を通しての収穫を問われると、「将棋においては収穫はなかったです。ちょっと自分のミスが多すぎました」。今後に向けて「もう少し力をつけて、振り飛車を工夫するとか、何か戦い方を変えるとか、大きな変化が必要なのかなと思います」と厳しい表情を見せた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)